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経営とは科学である

やたらモチベーションを吹聴するコンサルがいますが、モチベーションは持続したためしがありません。なぜならモチベーションを上げ持続させる根拠がないからです。

 

では、根拠のあるモチベーションアップと持続とは?

 

 

たとえば材料費が売上に対して10%、粗利益が90%、販管費が80%、営業利益が10%の店があったとする。

 

材料費を3%コストカットして7%にする。粗利益は93%になって、販管費は変わらないから80%とすると、営業利益は、3%増えて13%になる。

 

これを数字に置き換えてみます。

 

月商300万円の店で、材料費が10%の30万円だから粗利益は270万円になる。販管費は80%だから240万円で営業利益は10%で30万円になる。

 

材料費を3%削減する。すると7%で21万円。粗利益は279万円になって、販管費は変わらず240万円だから営業利益は39万円になる。9万円の利益がアップした。

 

この9万円は、たとえばスタッフが5人の店なら、9(万円)÷5(人)=18000円。つまり給料が毎月18000円の増額となるわけで、これが1年間で216000円の年収の増額になる。年収300万円のスタッフなら、かつての高度成長期以上の7.2%というとんでもない年収のアップになるのです。

 

 

材料費の無駄を省けといくら言ってもダメで、人間とは現金なもの。それだけ増額になれば、俄然モチベーションに火が点く。しかも持続するのです。活気あふれるサロンが出来上がり、一挙両得に。

 

人がいないと嘆くより先に、給料の上げる高待遇のお店としてアピールすれば、大丈夫、人は集まってきます。高待遇で活気がある。言うことなしです。

 

これがモチベーションをアップし持続させる根拠というもの。

 

 

さらに、この根拠にはオマケがつきます。

 

9万円の利益を上げようと思ったら、9(万円)÷材料費率10%=90万円

 

つまり、90万円の売上に充当するというわけ。

 

これで一気に30%増の売上を上げたことに等しいことなのです。

 

いくら売上げを上げろ上げろといったところで3%だって、5%だって上げるのは至難のワザ。いや、上がらないのが現実というもの。しかし、こういう根拠を示せば一気に達成可能となります。

 

こういう売上を上げる根拠を明確に示せば、今度は売上げ自体も自然に上がっていく。

 

これがモチベーションの真の意味。

 

 

経営とは一面、科学なのです。