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債務超過企業に銀行が下した鉄槌

債務超過とは、負債の総額が資産の総額を超える状態のこと。つまり、資産のすべてを売却しても、負債が返済しきれない状態であることをいいます。

債務超過であっても、もちろんすぐに企業は潰れることはありませんが、倒産を引き起こす重大な原因になることは間違いありません。

 

 

債務超過は、2019年度の中小企業白書によると35%あるそうですが、コロナ対応融資によって少なくとも10%は増加したと推測されます。

すると、4550%程度です。

ですからけっして対岸の火事ではないのですね。なにしろ半分は債務超過企業であるのですから。

 

 

ところで、私のクライアントさんではないのですが、こういう例を当事者の社長から聞きました。

なんでもその会社は、美容室経営の他にもメーカー事業も行っているのですが、このコロナ禍における販売不振から債務超過に陥ってしまったようです。

それまでは業績は順調に推移していて金融機関からの評価も高く、借入は地銀からの「当座貸越」が常でした。

ちなみに当座貸越というのは、手形割引→手形貸付→証書貸付→当座貸越というように借入の難易度が上がっていって、審査が最も厳しい借入です。一度設定した融資限度額は無審査でいつでも借入・返済ができ、それだけに企業にとって大変ありがたい資金調達方法なのですね。

 

 

当座貸越を満たす企業の条件は次のようなものがあります。

 

・不動産担保が十分にある

・流動資産が十分にある

・経営状態が超優良企業(少なくとも直近2期分は黒字)

・自己資本比率30%以上

・業歴は5年以上

 

この他にもちろん格付けによる債務者区分で「正常先」が絶対的条件です。

 

 

というわけで‟超優良企業“であったその社長の会社は急転直下、当座貸越の特典が剥奪され、今度は計画的な返済義務が発生したというのです。一種の貸しはがしですよね。

貸しはがしって、バブル崩壊のときに銀行がさかんに行った手口なのですが、今回のコロナ禍、そして債務超過企業の極端な増加から復活するかも知れません。

とはいえ、これではこの企業は倒産まっしぐら、転がる坂を一気に転がることになってしまいます。

 

 

だから社長には求められるままアドバイスをしました。

コロナ禍を見越した業態転換のための先行投資が借入でかさんでしまったためで、利益はこの時期からこのように増大するという根拠を示し、また一方では新規事業の豊かな可能性から異業種とのアライアンスや事業提携を実現するとしての銀行交渉(当座貸越の復活。それがダメならリスケ)に当たること。

万一に備えて新規事業への少人数私募債あるいは増資を実施すること。

そのための具体的な実行へのアドバイスも行いました。

すべては私が経験した実績として実証済みのものです。

 

もちろん小手先の方法論ではありません。

私自身、宇宙の法則に反したやり方で失費した痛い経験から、宇宙の絶対法則である「愛」の無限ループと因果の法則にのっとった考え方・やり方を説きました。

 

こんな時代です。孤独な経営者にとって緊急に必要なのは身近な経営上のアドバイザーです。

さて、この会社、どうなることでしょうか。

 

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