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現代の「経営」と「哲学」の密接な関係

 

少々難しい話を。

というのも、哲学の話なんです。

 

よく経営哲学なんていうことを言ったりしますが、そういう類の話ではありません。

哲学という学問分野での最前線の話なのです。(というと、大半の理美容室経営者は関係のない話とソッポを向かれそうです。でも、おおいに関係ありますよ)

最前線の哲学の話に、現代の経営を結び付けてみたいのです。それも、ウイズコロナの今、アフターコロナを見据えてという、きわめて「今」の時点での話になります。

 

 

以前、私の個人ブログで哲学のことを発信したことがあります。2つの矛盾した状態を打破する思考法として「弁証法」を取り上げました。その弁証法とは、こういう場合に使います。

たとえば、集客したい、でもお金がない。では集客をあきらめるのではなく、そんな2つの矛盾した状態を打破するために、既存客への紹介依頼、コストをかけないアナログ集客など考え、実行することです。

この考え方を弁証法と言います。

実行することを弁証法的実践と言いますが、覚えなくていいです。ご興味のある方はこちらを。

https://www.suzumasa2811.com/entry/2020/08/12/%E5%86%8D%E3%81%B3%E3%80%81%E7%B5%8C%E5%96%B6%E3%81%A8%E5%93%B2%E5%AD%A6

 

哲学の最前線ですから、今世界で最も注目されている気鋭の哲学者マルクス・ガブリエルが、まさにウイズコロナの今を見据え、アフターコロナの近未来を語っているので、ご紹介したいのですね。

大要次のように語っています。

 

 

グローバル化が民主主義の危機を引き起こしたとして、ローカルでしかもバーチャルな形ではない協力体制の構築が真の民主主義を生み出す。

 

デジタル革命の後には、お互いがそばにいてリアルな関係性を構築するアナログ革命が起こる。

 

「善」のビジョンを掲げた、道徳を中心にした新しい啓蒙主義の哲学が必要になる。

 

というようにアフターコロナ後の世界の在り様を述べています。なにもアフターコロナ後だからと先送りしていいわけではありません。おそらくすぐに来るであろうアフターコロナにそなえて、今から準備しておくのが賢明です。

 

マルクス・ガブリエルは哲学者らしく、難しい言葉で述べていますが、理美容業界流に翻訳して記せば、このようなことになるのです。

 

 

結論から申し上げれば、これは理美容業の豊かな未来を語っていることに等しいのですね。

なぜなら、デジタル後のアナログなコミュニケーションによって、ズタズタに引き裂かれてしまったかもしれない人間関係を真に豊かなものにしてくれる。

ということは、民主主義の復活を意味しているということです。

その担い手が理美容室だ!と解釈できるわけです。

凄いことです。

 

しかもローカルな協力体制において、です。

ローカルもローカル、地域密着の業態特性から言って、理美容業のことにほかならないのです。

 

さらに「善」のビジョンを掲げた新しい啓蒙主義を実践しているのは理美容業であり、まさにズダズダに引き裂かれてしまった、一人ひとり「個」の顧客を大事にして、そのまま・あるがままを受け入れ、尊厳と人間性回復を担う最前線に位置する理美容業の豊かな可能性を予測していることになりますよね。

 

デジタルでは決して得られないアナログによる人間関係の深さと可能性。

この可能性を徹底深化・発展させようじゃありませんか!

 

こうやって、じつに経営と哲学は密接な関係があるんですね。

というのも、このコロナ禍が変えてしまった、ガラガラポンの風景なんだと思うのですよ。

その風景の意味はなんなのか、それは哲学の得意とするところです。

そんなわけで、哲学と触れ合うのはとても意味のあることだと思うのですね。

 

 

どなたか哲学の勉強、ご一緒しません?